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こんにちは!うつのみやLA泌尿器科クリニック 院長の鈴木です。
尿のにおいについて、こんな不安はありませんか。
🌀 最近、おしっこのにおいが強いと感じるけど、病気ではない?
🌀 食事や水分の影響なのか、受診が必要なのかがわからない
いつもと違うにおいに気づくと、心配になりますよね。
おしっこ(尿)のにおいは、水分や食べたもの、薬でも変わります。
そのため、においだけで病気かどうかを判断することはできません。
一方で、排尿時の痛みや発熱、血尿などを伴う場合は、膀胱炎などの病気が隠れていることがあります。
この記事では、尿のにおいが変わる主な原因と、受診を考えたい症状について解説します。受診するか迷ったときの目安として、参考にしてくださいね。
尿は、無臭とは限らず、通常でも少しにおいを感じることがあります。
また、水分や食べたもので、においは変動します。
たとえば、汗をかいた日や水分が少ない日は、尿が濃くなり、においを感じやすくなります。
食事や薬などでも変化することがあり、においだけで病気だと決めつけることはできません。

まずは、においが強くなったきっかけや、他の症状がないか確認してみましょう。
✅ 汗をかいた、水分をあまりとっていない
✅ にんにくやアスパラガス、コーヒーをとった
✅ 新しい薬やビタミン剤を飲み始めた
これらに心当たりがあり、排尿時の痛みや発熱などがなければ、一時的な変化のこともあります。水分をとってにおいが和らぐか様子を見ましょう。
ただし、水分量が制限されている方は、自己判断で水分を増やさず、医師の指示に従ってください。
✅ 水分をとってもツンとしたにおいが続く
✅ 甘いにおいがする
✅ いつもと違うにおいが何度も続く
痛みがなくても病気が原因のこともあるため、お気軽にご相談ください。
においの有無にかかわらず、次の症状があるときは受診を考えましょう。
<すぐに119番したい症状(夜間・休日でも)>
甘いようなにおいに加えて、次の症状がある場合は、血糖値が大きく乱れているなど、緊急の状態の可能性があります。
✅ 息苦しさがある
✅ 意識がぼんやりする(周囲の人から見て反応がおかしい)
✅ 吐き気や嘔吐、腹痛、強いだるさがある
命に関わる状態の可能性があるため、ためらわず119番に連絡してください。
<その日のうちに受診したい症状>
✅ 排尿の症状に加えて、発熱がある
✅ 発熱・寒気に加えて、背中やわき腹が痛む
✅ 皮膚や白目が黄色い(内科を受診)
腎臓の感染などは、様子を見ている間に悪化することがあります。診療時間外であれば、救急外来などに相談してください。
<診療時間内に受診したい症状>
✅ 排尿時に痛み・しみる感じがある
✅ いつもよりトイレが近い
✅ 尿が赤い、濁っている
✅ のどが渇く、尿の量や回数が増えた(内科を受診)
夜間に急ぐ必要はありませんが、診療時間内に早めにご相談ください。

尿のにおいに関わる主な病気には、膀胱炎や腎盂腎炎などの尿路感染症、糖尿病、肝臓の病気があります。
膀胱に細菌が入り炎症を起こす「膀胱炎」では、尿のにおいが強くなることがあります。
膀胱炎の原因になる細菌の中には、尿の成分からアンモニアを作るものがあり、これもにおいが強くなる理由の1つです。
排尿時にしみるような痛みがある、少ししか出ないのに何度もトイレへ行きたくなる、といった症状も手がかりになります。
女性は尿道が短く、細菌が膀胱に入りやすいため、膀胱炎を起こしやすいです。
また、感染が腎臓まで広がる「腎盂腎炎」では、発熱や寒気、背中・わき腹の痛みを伴うことがあります。
▶︎ 関連コラムはこちら「膀胱炎は放っておいて大丈夫?腎盂腎炎による入院リスクと受診目安」
糖尿病で血糖のコントロールがうまくいかないと、身体は糖の代わりに脂肪を使ってエネルギーを作ります。
そのときにできる「ケトン体」が尿に出ると、甘いにおいがすることがあります。
ただし、甘いにおいがなくても糖尿病のことはあるため、血液検査で血糖値などを調べることが大切です。
甘いにおいに加えて、吐き気や嘔吐、腹痛、強いだるさがあるときは、ケトン体が増えて血液が酸性に傾く「ケトアシドーシス」の可能性があり、糖尿病とわかる前に起こることもあります。
肝臓の働きが大きく落ちると、尿の色が濃くなることや、尿や息にカビのようなにおいがすることがありますが、においだけで判断はできません。
皮膚や白目が黄色くなる「黄疸」がある場合は、肝臓の病気がないか、詳しく調べる必要があります。

診察では、においだけでなく、症状やこれまでの経過を確認し、医師が必要と判断した場合は尿検査を行います。尿検査は、尿に白血球や血液が混じっていないかを調べて、感染などが起きていないかを確かめるための検査です。
症状によっては、血糖値や肝臓の働きを調べる血液検査などを追加することもあります。
また、わかる範囲で次のことも伝えていただけると、診断の手がかりになります。
✅ いつから、どのようににおいが変わったか
✅ 排尿時の痛み・頻尿・発熱などがあるか
✅ 最近とった食べ物や、使っている薬・サプリメント
A. 処方薬は自己判断でやめず、処方した医師や薬剤師にご相談ください。
においの原因が薬とは限らないため、薬やサプリメントの名前、飲み始めた時期、においが変わった時期を教えてもらえると、原因を考える手がかりになります。
尿のにおいは水分や食事・薬でも変わるため、においだけで病気かどうかを判断することはできません。
一方で、においの変化が続く場合や、排尿時の痛み・頻尿・血尿などを伴う場合は、膀胱炎などの病気が隠れていることがあります。
水分をとっても続く場合や、発熱などの症状を伴うときは、泌尿器科への受診をおすすめします。
当院でも、泌尿器の病気について検査・治療を行っています。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
【参考文献】
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National Library of Medicine / MedlinePlus. Urine odor.
NIDDK. Symptoms & Causes of Bladder Infection in Adults.
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National Library of Medicine / MedlinePlus. Ketones in Urine.
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NIDDK. Symptoms & Causes of Diabetes.
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NIDDK. Definition & Facts of Bladder Infection in Adults.
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