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こんにちは!うつのみやLA泌尿器科クリニック 院長の鈴木です。
尿の色について、次のような不安はありませんか。
🌀 いつもよりオシッコの黄色が濃く、体調が悪いのか気になる
🌀 赤っぽい尿が一度出たけれど、痛くないので受診するか迷っている
いつもと違う色を見ると、病気ではないかと不安になりますよね。
尿の色は水分や食事・薬でも変わるため、色だけでは原因を判断できません。
ここでは、尿の色が変化する理由と、受診を急ぎたい症状を整理します。
受診の判断に迷ったときの目安として、参考にしてくださいね。
普段の尿の色は、薄い黄色が目安です。水分を多くとったときには、色が薄くなることもあります。
ただし、透明に見えても、尿検査で血液や、たんぱくが見つかる場合があります。
「透明だから健康」とは言い切れません。

汗をかいた日や水分をあまりとれなかった日は、尿が濃い黄色になることがあります。その理由は、身体の水分が減ると、腎臓は水分を血液へ戻し、尿として出す水分を抑え、相対的に尿の色が濃くなるためです。
水分不足に心当たりがあるときは、水などをこまめにとりましょう。ただし、腎臓の病気などで医師から水分量を制限されている方は、自己判断で水分を増やさず、医師の指示を優先してください。
一方、ビタミンB群を含むサプリメントやビタミン剤でも、黄色が強く見えることがあります。例えばビタミンB2は、それ自体が黄色い成分で、余った成分が尿へ出るためです。
このことから、黄色が濃いからといって、必ずしも脱水とは限りません。水分をとっても濃い色が続く場合や、だるさ、発熱、痛みなどをともなう場合は、医療機関へご相談ください。
尿に血が混じる「血尿」の可能性があり、膀胱炎や尿路結石など、腎臓・尿管・膀胱の病気が原因となることがあります。前立腺の病気や、まれに腫瘍が隠れていることもあり注意が必要です。
また、膀胱炎では排尿時の痛みやトイレが近い症状、尿路結石では背中やわき腹の強い痛みをともなうことがあります。ただし、痛みがない血尿もあるため、症状だけで原因を判断することはできません。
食べ物や薬の影響で赤く見えることもありますが、ご自身で血尿と区別するのは難しいものです。痛みがなくても血尿が起きることがあるため、色の変化だけでも一度ご相談ください。
なお、女性の場合、生理中は経血が尿に混じり、赤やピンク色に見えることがあります。ただし、見た目だけで経血か血尿かを区別するのは難しいため、検査前に生理中であることを医師やスタッフへお伝えください。
尿が濃い茶色やコーラ色に見える場合は、脱水による濃縮尿のほか、血液や胆汁の成分が混じっていることがあります。
肝臓の病気では、胆汁の色素である「ビリルビン」が尿に増え、茶色くなることがあります。皮膚や白目まで黄色い場合は、黄疸(肝臓などの病気のサイン)の可能性もあるため、できるだけ早く内科などへご相談ください。
また、激しい運動などで筋肉が壊れる「横紋筋融解症」でも、尿が茶色くなる場合があります。
強い筋肉痛や力が入りにくい症状をともなうときは、腎臓に負担がかかることがあるため、早急な受診が必要です。
白っぽい濁りは、膀胱炎などの尿路感染で、白血球や細菌が尿に混じって起こることがあります。
一方、尿に含まれる結晶や塩類などによって濁ることもあるため、見た目だけでは感染かどうかわかりません。
排尿時の痛みやトイレが近い症状をともなう場合は、泌尿器科で感染がないか確認しましょう。
尿の色が変わったときは、色だけでなく、痛みや発熱、尿の量なども確認しましょう。
赤・ピンク色の尿が続く、または繰り返す
排尿時の痛み、トイレが近い、残尿感がある
原因がわからない茶色い尿や白く濁った尿が続く
黄疸や強い筋肉痛をともなっている
発熱や寒気に加えて、背中・わき腹の痛みがある
尿が出にくく、下腹部が張って苦しい
尿の色の変化に加えて、尿量が明らかに減っている
特に、尿を出したいのにまったく出ない、強い痛みや高熱がある、ぐったりしている場合は、腎盂腎炎などの腎臓の感染が疑われるため、予約を待たずに救急外来などを受診しましょう。意識がもうろうとする、立っていられないなどの状態では、119番も検討してください。
受診時には、次のことを伝えられると診察がスムーズです。
✅ いつから、どんな色に変わったか
✅ 痛み・発熱や尿の量の変化があるか
✅ 最近とった食べ物、薬、サプリメントはあるか
✅ (女性の場合)生理中かどうか

A. 処方薬はご自身の判断でやめず、処方した医師にご相談ください。
薬によって尿の色が変わることはありますが、薬の影響と決めつけず、薬の名前と色が変わった時期を伝えましょう。
A. 検査前に、生理中であることを医師やスタッフへ伝えてください。
経血が尿に混じると、検査結果に影響することがあります。生理が終わってから再検査する場合もありますが、受診を先延ばしにする必要はありません。症状と検査の時期をご相談ください。
尿の色は、水分量や食事、薬の影響で変わることがあります。一方で、赤い尿や茶色い尿、白く濁った尿が続く場合は、病気が隠れている可能性もあり、尿の色は原因を推察するためのヒントになります。
痛みがなくても赤い尿が出たとき、色の変化を繰り返すとき、発熱・背中やわき腹の痛み・尿が出にくいなどの症状があるときは、早めに泌尿器科へご相談くださいね。
薬やサプリメントを使っている場合は、名前と使い始めた時期も伝えましょう。
なお、尿がまったく出ない、強い痛みや高熱がある、ぐったりしている場合は、予約を待たずに救急外来などを受診してください。
このコラムが、尿の色の変化に不安を感じている方の参考になればうれしいです。
【参考文献】
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日本泌尿器科学会. 尿に血が混じる。血尿を指摘された.
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Nawata CM, Pannabecker TL. Mammalian urine concentration: a review of renal medullary architecture and membrane transporters. J Comp Physiol B. 2018;188(6):899-918.
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CDC/NIOSH. Signs and Symptoms of Rhabdomyolysis.
NIDDK. Symptoms & Causes of Kidney Infection (Pyelonephritis).
日本泌尿器科学会. 尿がまったく出ない.
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